メカトロテックジャパン3日目

本日も盛況。カタログを切らしてしまいご迷惑をおかけいたしました。
今日お話しいただいた中で「外乱光が入ったら追従できるのか」というものがありました。
結論からすると「できません」。
画像処理で検査する場合、あくまで撮像した画像しか情報が無く、画像に入った外乱光の影響は「外乱光原因のもの」なのか「検査対象原因のもの」なのかは区別が付きません。よって、外乱光と見なして「補正」を行うと「検査対象原因のもの」までOKにしてしまう可能性があります。そのため「流出」という最悪の結果を回避するためには、外乱光補正は「行ってはいけない処理」だというのが当方の見解です。
基本的にFIの考え方は「同じカメラ、同じ照明、同じレンズ、同じ位置関係で撮像すれば、同じ画像になる」という大前提に基づいており、撮像条件の変化による画像変化は検査対象起因のものの可能性も否定できないため、撮像条件を一定にしなければなりません。唯一、カメラに対してXYθの位置補正については「照明条件が変わらない」という前提で補正可能であると考えています。
会場で少々激論になってしまいましたが、どうしても譲れない点としてご理解いただけたらと思います。
#ちなみに外乱光の影響は、囲ってしまうか、外乱光より強い照明環境におき外乱の影響を相対的に減らすことで対処することは可能です。

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