画像検査は難しくない

「画像検査」を経験された方が多くなり、それに伴って「画像検査は難しい」というのが定説になりつつあります。本当にそうでしょうか。
おそらくFlexInspectorのユーザーは「画像検査は難しい」とか「面倒だ」とか言う方は少ないと思います。
最大のポイントは「当たり前のことを当たり前にやっているに過ぎない」という点。「良品でないから不良品」ただそれだけなのです。
多くの画像検査では、欠陥を定量化し判定する、さらには欠陥が何かを認識しようとします。そのために複雑なアルゴリズムを準備し、面倒な設定を強要します。だいたい欠陥なんて、どこに何が発生するかなんてわからないものに対して、対処療法のように対応していたら泥沼です。
結局、画像検査の多くは「良品と比較する」ことで解決します。
ただ「良品のバラツキ」が比較に耐えられないほど大きな時のみ、寸法を採るなどの認識系アルゴリズムが必要になるだけです。ただこの場合は、「良品」が明確に定義できない場合であり検査自体がアバウトになります。ある意味、「画像検査に不向き」であるとも考えられます。

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