「ベンチャー支援」に思う

当社は「京都市ベンチャー企業目利き委員会」でAランク認定をいただき、その支援策の一環として京都市創業支援工場(VIF)という施設に入居しています。
そのVIFでは、月に1回程度懇親会(?)があり、いろいろな意見交換を行っています。
その中で「どのようなベンチャー支援策が欲しいか」というテーマで話をしたことがあります。
やはり資金面と市場開拓が話題の中心になりました。
私の考えは・・・
みんな「見る人が見たら」すごい技術やビジネスモデルを持っている。
ただ・・・表舞台に出るきっかけを掴みきれてない感じが。
たぶん資金や箱ものの支援より、プレスリリース支援だとかをやって表舞台に出してあげるのが一番効果が高いような気がします。
引き合いがあって受注があって・・・であれば、資金も融資も関係ないのですから。
ただ・・・ごった煮の「ベンチャー企業展」みたいなのは感心しません。目的をもって来場している人が少ないから。
不特定多数が目にする新聞記事へ。
目的をもった来場者が期待できる業界向けの展示会へ。
当社のような個人事業とたいして変わらないような小さな企業でも、たくさんの引き合いをいただいて継続していけるのは、「強力な商材」と「展示会への継続出展」のおかげだと思います。
あとベンチャーキャピタルについても。
当社もそうなんですが、ほんまに技術を持っているところは「上場は考えてない」ところが多いです。そんな中で「上場前提の支援」は厳しいですね。
その技術の市場性を見極め、さまざまな方法で表舞台に出すことで売り上げを伸ばし配当を狙うほうが現実的かもしれません。

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