「1人会社」である訳

現在、当社に籍があるのは私1人です。
ユーザーの対応も、FlexInspectorの開発も、事務も、ほとんど1人でこなしています。
営業活動については、販売店のみなさまに多大なご協力をいただいています。
でなぜ「1人会社」なのかと問われれば、「必要性を感じないから」であり、また「想像されるほど儲かっていないから」です。
もともと自営業みたいなものでしたから、「小さく」はじめました。
そして小さくてもやっていける方法を考えました。
・故障しないため、動き出してしまえばサポートの必要がない「ソフトウェア」専業。
・ユーザー個別仕様で対応するのではなく、1本のソフトですべてに対応するという方針。
・自社の利益配分を抑えることで、FlexInspectorを扱う販売店や装置メーカーにメリットを感じてもらうことで販売網、サポート網を構築する。
・トラブルを回避するために無理に販売しない。ユーザーにしっかり評価をしていただいた上でご判断をお願いする。そのために必要なのは増員より「デモ機」。とにかく「現物」第一。
・サポートの要らないもの、説明の要らないものを作る。
といった感じです。
この考え方も完成の域に達していますので、大きくする必要性はますます感じなくなっています。
#FIのソースコードをメンテナンスできる人も、取引先の装置メーカーで育成済みですから、そちらも安心。
想定外だったのは、
・検査ソフトウェアが1本売れるということは、エンドユーザーからすれば数100万円の装置が立ち上がるということに気づくのが遅かった。そんなにたくさん売れるものではない。
正直、価格設定に失敗したと反省しています。
よって、大きくすることは、たくさん売れるようになってから考えることにします。

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