外観検査における大いなるムダ

いろいろな会社へ訪問させていただいておりますが、どこもまだまだ外観検査には苦労されているようです。
多くの場合、ほとんどが良品の中から、たまに存在する不良品を探しています。
ここで考えて欲しいのは、「ほとんどが良品」なのだということです。
「誰が見ても良品」がほとんどなのに、全てをわざわざ人が判断しているのです。
自動外観検査により、「誰が見ても良品」を選別してしまえば、それはもう人が検査する必要はありません。
残りの「ちょっと違うもの」は「良品かどうか」を人が判断すればいい。目視検査の考え方も「不良品を探す」から「良品を探す」に変わってしまうわけです。
理想論は「自動外観検査を導入すれば目視検査工数がゼロになる」でしょうが、現実はそんな甘くはありません。
まず「誰が見ても良品」は人が見なくてもいいようにする。そこからじゃないかと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です