ロウ や はんだ の漏れ検査
人が手作業で、ロウ付けやはんだ付けをする場合、
その形状が安定しないことが多々ある。
実際にロウ付けがしっかりされているかの外観検査のテーマがあったので
そのワークサンプルでテストをしてみた。
やはりバラつきが大きかったので、設定に手間取った。
弊社のソフトウェアの特徴は、良品登録・良品選別であるため、
良品がバラつくと、
良品範囲が広くなってしまう。
1画素の持つ明るさ(濃さ)を統計的に処理して
上限画像と下限画像が出来るのだが、
その幅があまりにも大きくなってしまうのだ。
それに加えて、製品の形状が安定しないと、
位置決め(※)にも苦労する。
何度かトライして最終的には良い結果が得られた。
検査範囲を絞って
通常ロウ付けがされているはずの箇所だけにして、
NG時だけ違いが分かるようになった。
照明の当て方から、設定までノウハウが必要だが、
有効な策は必ずある。
※位置決めは、検査する上で最初のキーとなる部分。
位置を合わせないと検査が出来ないので。