現実を知る
私はユーザー側の人ではないため、現場における自動外観検査の「現実」を完全に把握しているわけではありません。
しかしながら納品や展示会などを通じて、たくさんの自動外観検査のユーザーの方々とお話しさせていただく機会を得て、現場では何が起こっているのかの知識を得ています。結局、「人づて」であることには変わりありません。
では本当の「現実」はどうなんでしょうか?
すでに1、2度は自動外観検査にトライしたユーザーは少なくないと思います。
そのような方は、一度、導入効果を再検証していただきたいのです。導入前は非常に熱心に導入効果を計算するにも関わらず、導入後は現場に任せきりになり再検証されていないのではないでしょうか。
今であれば、導入コストも運用コストも正確に計算できると思います。
今であれば、効果も正確に計算できると思います。いったい何人分の工数が削減できているでしょうか。結局、ほぼ全数目視再検査になっていたりしないでしょうか。
さてその検査装置は何年でペイできるでしょうか?
ペイできるならまだマシ。
運用コストが効果を上回っている「マイナス」になっていたりしないでしょうか?
そういう笑えない状況が「自動外観検査」にはあり得ます。
是非一度、現実を知る取り組みを行ってください。
それが自動外観検査の最初の一歩ではないでしょうか?