MVTec Deep Learning Tool 23.11リリース
待望のMVTec Deep Learning Toolの新バージョン23.11がリリースされています。
最大のポイントが、セマンティックセグメンテーションがアノテーションだけでなく、学習と評価もできるようになったこと。セマンティックセグメンテーションは、”欠陥”を学習させ”欠陥があればNG”を実現するアプローチ。例えば”キズ”を学習させれば、品種が変わっても共通のAIモデルが使える可能性があります。多面検査でも共通のAIモデルが使える可能性があります。
今まではDeep Learning Toolでアノテーションしたデータセットを弊社FIS-200DLに読み込んで学習させてモデル生成し、評価を行っていました。FIS-200DLは実機用のシステムゆえ有償対応をお願いするしかなく、評価を進めにくいという問題がありました。
今回、良品を学習させるアプローチの”アノマリー検出”に加え、セマンティックセグメンテーションも評価まで一貫してできるようになり、いよいよ武器が揃った感じです。
弊社FIS-200DLは、DLT23.11で評価したセマンティックセグメンテーションのAIモデルを組み込んで動作することを確認済みです。