ラインセンサの進捗状況
昨年末より、ラインセンサを用いる新型FlexInspectorの開発を進めています。
が、正直なところ、いろいろと苦戦しています。
大きなところとして、ラインセンサの巨大な画像にFIのアルゴリズムを適用すると、とんでもない量のメモリを消費します。そのためにパソコンの64bit化が必須になり、パソコンの準備に四苦八苦。
で64bit化すると、使用可能な画像入力ボードが極端に少なくなります。ボードメーカーも実績に乏しく、ほとんど人柱状態。完全に未開の領域を切り拓きながらになっています。
ただそれももうすぐ終わりそう。技術課題のほとんどが解決できてきています。
7400画素×12000画素を1秒ほどで撮像、2秒ほどで検査できる見込み。
1画素30μmの分解能ならA4サイズが3秒で撮像&検査が可能になります。
方法論は従来のFIと同じであり、
- 対象物に制約が無い
- 数分あれば運転可能にできる
- 同一画素分解能でも数段上と言われる強力な検出能力
- 検査結果と目視検査の結果が感覚的に一致する
という特徴はそのままです。
何か「化け物」となりそうな予感がします。
それにラインセンサには思わぬ副産物が・・・。