検査速度の考え方 4
外観検査においては、コントラスト(濃淡/白黒の差)がはっきりした画像が必要となります。
高速で動くワークを検査したいときは、
常時点灯のLED照明では、光量が不足して全体的に暗く、
コントラストがはっきりしない画像になることが懸念されます。
この場合常時点灯に変えて、ストロボ発光を考えます。
ストロボを使用した場合は、そのストロボの発光時間=露光時間となります。
発光時間に加えて、照明電源の光量も重要なポイントですが、
余程高速でない限りは、通常のLED照明で対応が可能かと思います。
なおCCS社の新製品は、従来のLEDの約1/10の発光時間で同等の撮像画像を
実現しています。
※発光時間 500μm(0.5ms) → 50μm(0.05ms)
当初、弊社はキセノン照明(ストロボ発光)を使用して超高速歯車検査を行う予定でしたが、
このLED照明を使用しました。