どうやってOK判定しているの?
よくそういう質問をされます。
回答としては、下記となります。
Step1. 事前に複数の良品を覚える。
一画素ごとの持つ輝度(濃さ)を統計処理(平均±3σ)して、上限下限が決まる。
-3σの積み上げが下限画像で、+3σの積み上げが上限画像
この範囲内に入っているものがOKで、範囲外にあるものがNG候補
Step2. NG候補の輝度と面積を再評価
現物のNG基準に基づいて、NG候補を本当にNGとするのかOKとするのか限度を決定
Step3. 検査対象物を検査
OKがNGとなるようであれば、Step1又は2に戻る
以上です。
補足すると、
OKからのアプローチ
この方法で、NGが流出するリスクはありません。
一方で、NGからのアプローチ
NGが流出した後学習していたら、さすがに危険ですよね?
という訳で
ディープラーニングというほどでもなく、シンプルな考え方で外観検査を行っております。