画像の正体
いろいろな照明器でいろいろなものを見てきてわかったこと。
- 明るく見えるところは照明器の光を反射(散乱)し、カメラへうまく入ってくれる量が多いところ。
- 色は散乱面にしか乗らない。鏡面には色が無い。
- 欠陥のコントラストを上げるためには、その欠陥が存在することにより光の方向が変わり、カメラへ入光する量が大きく変動するようにする。ローアングルで指向性が高い光では大きく角度を変える必要があるため安定検出は難しい。
- 欠陥のコントラストを上げることと画像の安定性(同じものを撮像したときに同じ画像になること)を上げることは相反する。欠陥のコントラストを上げるということはわずかな欠陥で画像が大きく変動することであり、逆に画像の安定性を上げると欠陥は見えにくくなる。
などなど。
気をつけないといけないのは、絶対に照明だけで論じても答えはでないということ。適したアルゴリズムと組み合わせないと答えはでませんね。