多軸ロボットとの組み合わせ

現在、弊社の自動外観センサFIS-100と不二越のロボットMZ07を組み合わせた装置”FlexInspector-ROBO”を開発しています。

すでにそこそこ動いているのですが、それを見ていて思うのは、これは自動外観検査装置の最強の形でないかと。
従来から、「手」を使わない目視検査の自動化は簡単であり、「手」を使って向きを変える、傾けて見るなどしている目視検査の自動化はかなり難しいことは感じていましたが、今回、ロボットと組み合わせたことで、それも自在。

供給・排出もロボットで対応できるため、特殊な機構が不要。となるとメカ設計工数、さらには打ち合わせ工数が最小化できる。組み立て工数も削減できるから、コストも抑えられるし納期も短くなる。仕入れから出荷、検収までが早くできるのは大きい。

品種が変わっても設定だけ(ロボットハンドの変更はいるかもしれません)で済みます。撮像する方向(斜めでも)が増えても対応がとれる。

検査だけでなく、「ほかごと」も組み込める。

外観検査機としては不要になっても、ロボットは再利用できる。専用ハンドリングだと、こうはいかない。
速度はどうしても1個6秒ぐらいはかかることにはなると思いますが、欠点はその点だけ。台数を増やせば済むこと。
これは自動外観検査の破壊的なイノベーションかも???

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です