散乱光で見えない欠陥
散乱光で見えない欠陥というのは、
元々極めて小さいものなので
重大なクレームにはつながらないと考えるのが自然です。
しかし実際にユーザー様からの御要望としてあがるのは
「細い傷」や「浅い打痕」なども漏れなく検出したいというものです。
そうなってくると、暗視野(通常箇所は黒色でNG箇所は白色)で
検査することを考えます。
しかしNG箇所だけ光があたって白くなるような
検査に適した箇所は非常に狭いものとなります。
検査範囲が狭くなるということは、
照明とカメラを固定させて、ワークを移動させながら検査する
あるいは
ワークを固定させて、照明とカメラを同時に移動させて検査する
この検査回数が増えるということです。
そうなると、タクトタイムが合わず
メカの機構が複雑になり、
予算が足らない
だから人がやった方が良いという結論になることが多いです。
私も一スタッフとして、お客様の要望に真摯に向き合っていますが、
何度か同じことを繰り返している感じもあります。
外観検査の自動化を考えている方は、
遠慮なくお問い合せください。
結論は早めに出された方が、その後時間を有効に使えます。
お問い合せページ