自動化の意義
「自動化」「ロボット化」が流行っています。
長年、外観検査の自動化に苦労してきて、考え至ったことを。
以前の自動化は、
人ができないことを、できるようにしたり。
人ができることを、もっとうまくできるようにしたり。
その意義は大きなものでした。
一方で最近の自動化の多くは、
人ができることを、わざわざ代替しようとしたり。
人の方がうまくできることを、わざわざ機械化しようとしたり。
その意義はかなり小さくなっていると思います。
人の代替であれば、当然、自動化にかけられるコストに制限がかかります。
いくら人手不足だからといって、人よりも高コストだと投資しないはず。
自動化するより人の方がうまくできることだと、頑張って自動化しても評価されない。
外観検査の自動化は、その典型だと思います。
今まで通りの感覚で「自動化」すると、あまり良い結果にはならないと・・・