私のトラウマ
先日のコメントにも書きましたが、私もある画像検査メーカーの実働部隊でした。
1)「営業」ができないものを「できる」といって仕事を取ってくる。特に納期の設定は無茶苦茶で、装置の組配から出荷まではほとんど日がない状態でした。
2)もちろん出荷の段階では、まともに動くはずもありません。こんな状態で出荷すべきでないと上と口論するのもしばしばでした。しかし「納品即検収。動くまで人を出す。」という「上同士」の話がついており、なんともなりませんでした。
3)結局、人質になって現場へ。現場へ行くと「現場の声」が耳に入ってきます。性なんでしょうが、「できますか」と聞かれると「NO」とは言えずやってしまう。もっとも「オリジナルハードウェア」の能力が低すぎ、かなり厳しかったのも事実。
4)そして会社に戻ったら「なぜ勝手なことをするんだ」と叱られる始末。
こんな例は極端かもしれません。
1)モノにするためにはヒトが要る。
2)ヒトを雇うためにはカネが要る。
3)カネが要るから無理して仕事を取る。
4)無理な仕事を取るからモノにするために時間がかかる。
の悪循環を断ち切らないといけない。
「現物」を評価していただき、良かったらご購入いただく。
これにより
・納入後のトラブルがほとんど無い。
・だからサポートの必要もほとんど無い。
・無理な仕事は来ない。
・だからあまり人員も要らない。
・となるとコストも落とせる。
という良い循環へ。
ただ当社の場合「一本あたりの利益」を低くしすぎているため、「一本あたりの利益」×「出荷本数」を考えると・・・。ここが当社の人員が増えない最大の理由かも。