うまくいかないのは当然
展示会前からの仕事が一段落し、応援に入っていただいていました販売店の方々と総括を行い、担当分けを行いました。これから総動員でフォローを開始いたしますので、よろしくお願いいたします。
この総括の中で、私が直接お話させていただくことができなかった方々のお話の全貌が見えてきたのですが、想像以上に「画像処理検査がうまく機能していない」ようです。これは会社の規模には関係していませんでした。相当なスキルを持っていると思われる方でも苦労しているのが実際のようです。
※「当社ブースにご来場いただいた」という「フィルタ」がかかっていますが・・・
セミナーでもお話させていただいたのですが、さんざん研究されてきている文字読み取りでも認識率は100%ではない点に対し、すべての製品検査では不良品を100%認識しなくてはならないというのが大前提であり、「すべての欠陥を定義しつくした上で、そのすべての欠陥を100%認識しなくてはならない」というとんでもないことにトライしていることに等しく、うまくいかないのは当然です。
確実なものは「良品と同じかどうか」だけだと思います。もっとも「画像に現われない欠陥」についてはどうしようもないのですが。
いずれにせよ画像処理検査は非常に不完全なものであり「現物を試す」しか答えは無く、「現物を試した上でうまくいくものに適用する」ことが「うまくいく」唯一の方法ではないかと思います。