画像センシング展の私的所感

今年の画像センシング展、主催者発表で前回を下回ったようです。景気回復で業務が忙しく展示会へ行っている間が無いということも有ったかもしれませんが、主因は「展示会の魅力が乏しい」のと「業界の停滞」だと思います。
「展示会の魅力が乏しい」点については出展社セミナーでもお話させていただいたとおりで、いわゆる「画像センサメーカー」の出展が皆無であり、「現場のユーザー」からすると見るものがなく、「次回も来たいか」と問われれば「No」となっていると思います。少なくとも私自身「出展社」になる前は、積極的に来たいとは思っていませんでした。(まだ当時は「画像センサメーカー」もいましたが)
おそらく今回の目玉は「日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)の設立」でありセミナーなども大きな枠で取られていたようです。ただ活動内容を見ると「業界のための業界団体」という感じであり、「現場ユーザーのための」というスタンスが感じられないのが残念な気がします。また「現場」では最大勢力であるはずの画像センサメーカーがメンバーに入っていないのも異様な感じがします。
#当方には声もかからなかったのもありますが、かかっていたとしても「しがらみ」を作ると好きなことを言えなくなるので逃げたと思います。
「業界の停滞」については、「実質100万円」「完成品勝負」で戦っている画像センサメーカーに比べ、「高コストな」「一品一様」というやり方は大きく伸びることは無いと思います。技術的なアドバンテージもほとんどなくなってきているため、今後、かなりつらくなるのではないでしょうか。ただユーザーからの需要は高止まり、あるいは拡大しているのは確かであり、それでいて「業界」の展示会の入場者が減少するというのは異様であると認識する必要があると思います。
それでも私があの展示会に出展する訳
1)1社ぐらい「現場のための」メーカーがあってもいいのではないか。
2)ユーザーニーズの吸い上げ。
3)「差」を感じてもらいやすい。
4)年に2回の顔見世興行。
など。次は12月。
という予定ですが、それより前に
第10回機械要素技術展
で、サンゲン株式会社さまブースにて出展を予定しております。
こちらへもぜひお越しください。

画像センシング展の私的所感” に対して3件のコメントがあります。

  1. きゅっぽん より:

    お疲れ様でした。
    私もそんなに魅力は感じませんでした。
    数年前と同じような展示だったような
    気がしますね。
    Cognexも最大のブースでしたが
    以外に人がいないような!
    FlexInspectorは切れ目なく来客ありましたね!
    今までなかったの?っていう切り口もよいのかも
    ですね。
    あやねこさん以外のスタッフの人も良い印象でしたね。

  2. yamada より:

    ご来場いただいたのは、私の不在のときだったようですね。申し訳ございません。
    #「切れ目なく」は言い過ぎかも。相変わらず「スルー」する人も多く、まだ見せ方に問題があると反省しています。
    今回は、株式会社MJPさま、凌和電子株式会社さまのご協力をいただきましたが、いずれも「FlexInspectorの信者」で非常に熱心な方ばかりです。このような方々に支えられて、FlexInspectorは成り立っています。

  3. きゅっぽん より:

    知っているから気になって見るのかも知れませんね。
    う?ん、各ブース間を歩いているだけでは、なかなか
    良さがわからないかも知れません。やっぱりただ
    通っている人も振り向かせるインパクトがどこの
    ブースも必要かもですね。
    何度も通ってみていつもあやねこさんがお客さん
    に一生懸命説明しているの見てましたよ。(笑

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