HALCON10周年記念祭
30日に横浜であったHALCON10周年記念祭に行ってきました。かなりの人数の方が参加しており、HALCONに関わる人がこんなにたくさんいるのかと正直びっくりしました。
内容も、見る人によっては非常に面白いものであったのではと思います。
が、私的には「イマイチ」の感が。
- 技術的に見て新味に欠けた点。
- 私があまり好きではない「計測」画像処理の話が多かった点。計測が必要な分野があることは理解していますが、「外観検査に計測は必要ない」が持論で。
- 付き合いもあるのかもしれませんが、当社判断で「使ってはいけない」と判断している「あの」照明を堂々と推奨していた点。
- ユーザー事例も切れ味が足りなかったような。あの場では限界があるのも分りますが。
ただユーザー事例でも、「使う人」に踏み込んだN社さんや実戦的なノウハウを漏らしたC社さんの発表は見るものがあったと思います。
MVTecからも今後の技術的なトレンドなども語られましたが、私的には今後10年の画像処理のトレンドは、
- いかに簡単に使えるものにするか。今後の高齢化による人手不足を緩和するためには、現場で使いこなせるものにすることが必須。
- 検査自体の品質を上げる。すべての欠陥が見つけられなければ(外観検査装置として)投資効果は出ないことに気づくべき。
- 比較検査法(およびそれに準じる方法)は外観検査としては必須の機能になる。
でないかと。結局、FIだったりしますが・・・。
#ちなみにこのブログの日々の平均来訪者数は200~250人ぐらいです。
#これを多いと見るか少ないと見るか。
#ただ確実に「芽」がでてきているような気がします。