ワーク・ディスタンス
検査装置の導入にあたり、多種多様なワークを1台で検査したいというユーザー様は多いです。
しかしワークの高さが変われば、ワーク・ディスタンスが変わり、フォーカス(焦点)が合わなくなったり、分解能が落ちたりする問題が出てきます。
ワーク・ディスタンス(WD)とは、「ワーク」と「カメラ」の距離を言います。
WDがおおよそ一定でないと、検査結果に違いが出てしまいますので注意が必要です。
「ワーク」と「照明器」の距離を示すライト・ワーク・ディスタンス(LWD)も同様です。
ただし拡散光であれば、LWDが多少変わってもそれほど画像に変化は生じません。
低コストで検査装置に汎用性を持たせたいということであれば、WDとLWDを一定にする仕組が必要です。
品種に応じて
カメラと照明器を移動させるのか、
ワークを乗せる治具で高さ調節するのか、
ハンドリングの手間を減らすことを考えて
検査するワークを絞るのも得策です。