然るべき結果
さまざまな業界のユーザーさまにFlexInspectorの評価を行っていただいています。その多くで、「設定が他社のものに較べて簡単なこともあり、しっかり評価できた。検出能力としても知る中では最も優秀。」という評価をいただいています。
これは然るべき結果です。
というのは、FlexInspectorでは、実際の良品画像をサンプリングしていって統計処理を行い、自動的に「歩留まりが確保できるギリギリの線」で「画像の最小単位である画素ごとに良品範囲」を決定しています。すなわち、撮像条件が同じである以上、これ以上、検出能力を上げることができない方法なのです。
さらに上記で抽出される欠陥「候補」を選別するための方法として、画像情報「すべて」を用いているために、「これ以上」は難しい。
残されるのはAI的手法などのトリッキーな方法だけであり、「NGは100%検出できなければいけない」外観検査で適用できるのかは怪しい。
当社としても(高精度)検査のアルゴリズムとしては手詰まり。ソフトウェアの力だけではこれ以上は不可能です。そのため、照明、カメラ、レンズなどを含め、画像自体を改善する方法を検討するステージに入っています。