弊社は、現場の環境や検査対象物に合わせて、投資対効果が最大になる外観検査システムをご提案します。

目(画像処理コントローラ)だけでなく、その能力を最大に引き出す高速な手(ハンドリング)も開発し、ローコスト&ハイパフォーマンスなシステムを提供いたします。

画像処理コントローラ

FIS-200

「良品とほぼ同じ」を検査する外観検査センサ。旧バージョンのFIS-100、FlexInspectorを含めると約1,000セットが現在稼働中です。

基本的な検査手法は「良品の画像を登録し、それと同じであればOK」です。この検査手法でOK判定されたものは良品と保証されます。

しかし良品には必ず揺らぎが存在し、完全に同じになることはありません。そのため、たくさんの良品をサンプリングし「統計的に」良品範囲を決定するカラクリをもっているのがFIS-100です。

高精度な対象物は高精度に、緩い対象物は緩く。
高精度な部位は高精度に、緩い部位は緩く。
そのような検査を実現します。

不良品定義型アプローチ(画像処理を駆使して欠陥を定義し、欠陥が存在したらNG)に比べ、圧倒的に簡単に設定できるうえ確実に検出可能、良品だけ準備したらよい、汎用性が高いなどの利点があります。

ディープラーニングベースのAIに比べ、バラツキへの対応能力が低い=信頼度が高い(頭が固い)、学習時間が短く運用が容易、ローコスト。何より実績が豊富であるという利点があります。

リピートユーザーが多いのには理由があります。

「良品とほぼ同じ」とは?

従来の外観検査

従来の「×選別」検査の場合、検出できなかった▲の選別のために、ほぼ全ての製品を全数検査する必要があります。これでは自動化のコストに見合った効果は得られません。

オービットの外観検査

オービットの外観検査は「〇選別」。自動検査で良品を選別してしまえば、再検査になるのは怪しいものだけです。

FIS-200DL

従来型外観検査センサFIS-200に対するAI機能拡張版。FIS-200の弱点を補完します。

FIS-200は良品揺らぎの許容能力が低く「揺らぎの中の欠陥」は過検出になるか検出不能になるかです。より正しく揺らぎを処理するために、AI(ディープラーニング)を用います。

もう一つの弱点は「良品登録が必要」ということ。良品登録による〇選別は確実な検査手法ですが、品種ごと、検査面ごとに「良品登録」していくことは、手間のいる作業になります。AI(ディープラーニング)でより簡単に柔軟に欠陥を定義することで、多品種、多面対応の手間の削減を目指します。

現在、FIS-100ユーザーの数社で「バージョンアップ」として検討、導入が進んでいます。

画像処理コントローラの機能比較

FIS-100FIS-200FIS-200DL
特徴信頼度が高い/学習時間が短く運用が容易信頼度が高い/学習時間が短く運用が容易良品揺らぎを柔軟に処理
HALCONのバージョン12まで18以降18以降
ディープラーニングなしなしあり

ハードウェア

ガラミちゃん

外観検査を自動化することで「人を超える」ことができるのは検査速度のみ。検査速度を上げるためには高速な「手」が必要です。

「ガラミちゃん」は検査対象物をガラス円盤上において搬送することで、表裏反転することなく表裏検査ができる外観検査装置です。少なくとも秒1個以上、最速の表裏検査を目指します。

保全も簡単、多品種にも対応可能。FIS-200のAI検査と組み合わせることも可能。

外観検査の自動化はこうあるべき。私たちの答えです。

ピンポン方式

手供給方式の外観検査アプローチ。良品であった場合に音で通知します。

目と脳は機械にアシストさせ、柔軟性が高く速度を上げやすい「手」は人が担当。検査対象物をカメラの下に置くだけなので、高齢者や身障者の方でも運用できます。

表面1面だけの検査むき。

ほか

自動化は「人の代わり」ではダメ。人を超えなければ意味がない。
現場が儲かってはじめて自分たちが儲かるんだ。
そしてもっと面白い仕事をするんだ。

その信念のもと、面白い外観検査装置を企画開発しています。お気軽にお問合せください。

導入までの流れ

メール/電話
メール(info@ovit.co.jp)または電話(075-203-7571)にてご連絡ください。
ヒアリング
検査対象物の概要、現状の製造・検査工程、希望の検査タクト等をヒアリングします。
予備実験
良品30個以上と検出対象サンプルを弊社までお送りください。
デモ機評価のための照明・レンズなどを選定します。
デモ機貸し出し
予備実験で使用した環境すべてを、2週間貸し出します。
現場にて、操作性、検出能力、導入時の課題などをご評価ください。
受注
より効果的な外観検査装置の構築方法をコンサルティング。
特殊機能についても別途ご相談ください。
導入
デモ機で十分な評価が済んでいれば、垂直立ち上げが期待できます。
バラツキが小さい実製品では、実験時より検出能力が安定する傾向があります。