検査精度について ⑤
ピンポン方式に使用した30万画素カメラだと、
どうしても小さいワークにしか対応できません。
もっと大きいワークに対応するためには、
130万画素、200万画素、500万画素カメラを
利用していきます。
それ以上の高解像度カメラも存在しますが、
コストとの兼ね合いもあり、
弊社の場合は、ほとんど使用しておりません。
例えば200 × 200 【mm】の対象物の検査を考える場合、
最少検出サイズにもよりますが、
基本的には、
500万画素カメラでの分割撮像/検査を考えていくことになります。
1画素分解能を30μmとした場合の500万画素カメラの視野範囲は、
76 × 61 【mm】
よって、
200 × 200 【mm】の対象物であれば、
水平方向で3回、垂直方向で4回、
計12回の分割撮像/検査が必要だと考えます。
大きい対象物は、タクトタイムもコストもかかりそうだということが
イメージ出来るかと思います。