「カスタム」を受注しない理由
ときどき「カスタム」画像処理装置の引き合いをいただくことがあります。
が、ほとんどお断りしています。
マンパワー的に対応できないこともありますが、私が考えるに「カスタムはユーザーのためにならない」と思うところがあるためです。
「カスタム」画像処理装置の場合、
- 目的が「目視検査作業の代替」であるため、かけられるコストが限られる。
- 一方で検査アルゴリズムの構築や簡単な操作性など非常に難易度が高い。また「終わり」の線引きが難しい。
- 結果として、メーカーからすれば「面倒見切れなくなるのが必至」であり、どうしても中途半端なものになる。
などの問題があります。
結局、ユーザーが取るべき選択肢は
- 既製品をユーザー自身でしっかり評価してから購入する。出来上がっているものしか買わない。
- ユーザー自身で作り上げ、運用する。
のどちらか。いずれにせよユーザー自身の作業が鍵になります。
私自身「ユーザー」となっても、「カスタム」という選択肢は絶対に選択しません。
これが「カスタム」を受注しない理由です。