2008年を振り返って
2008年は「半自動検査装置」の1年でした。
3月に京都市創業支援工場に移転し、「装置」を手がけることが可能となり、手供給による検査装置を製作してきました。
結果として、
1)PLC(キーエンスKV-5000)とのLAN接続
2)PLCを利用した、高速移動しながらの撮像&検査制御
3)64bitパソコン、ラインセンサを利用したシステムへの対応
などの技術を確立してきました。
これらは、
1)目視検査コストを下回る価格(500~600万円)でのシステム構築
2)技術的に「業界最速」を実現するシステム構築
に繋がる技術だと考えます。
また肝心のFlexInspectorですが、上記のシステムの立ち上げを通じて、最大の課題であった歩留まりの問題を突破する新手法を見つけ、より高感度で安定した検査を実現しました。
1)目視検査工数に見合うシステム価格によるコストダウン効果
2)「良品を選別する」考え方による品質の向上
などの導入効果を認めていただけるユーザー様に恵まれ、堅調な1年でした。
景気の動向からすれば、来年は予断を許さぬ1年となりそうですが、
1)顕微鏡XYステージ検査装置の作りこみ
2)ラインセンサ検査装置の作りこみ
などに、じっくり取り組んでいきたいと考えています。