AI比較検査
現在、調整中の「ガラミちゃん」に「AI比較検査」を実導入しています。
従来の比較検査では、多少の良品揺らぎは許容できるものの、その許容幅は小さく、
厳密な検査はできるものの、融通が利かないため、良品率が低めにならざるを得ませんでした。
AI比較検査では、「良品揺らぎ」をAI(ディープラーニング)により、より柔軟に処理できるようになります。
評価レベルでは「いけそう」という感触はあったのですが、
どうしても150万程度のコストアップが避けられないこともあり、実投入に至っていませんでした。
今回は、まず「ガラミちゃん」ありきで、「もしも」のためにAI対応も視野に入れておく形で進みました。
結果として「AI比較検査、準備しておいてよかった!!」です。
今までいろんな対象物を扱ってきましたが、検出能力と良品率、過去最高です。
学習時間も10分程度と許容範囲だと思います。
導入後の「良品率」まで考えると、150万追加投資していただいて「AI比較検査」を推奨します。
注意点として、
現時点では、PCの能力の制約で「200万画素カメラ画像×4面」ぐらいまでが実用レベルです。
多分割撮像などに対応する「AI欠陥検出」も評価中です。