ノイズ対策について 1
ソフトウェアが急にシャットダウンしたり、有り得ないタイミングでカメラのシャッターを切ったり、動作が不安定になることがあります。
これは電気的なノイズ(余分な信号)による影響が考えられます。
例えばワークが大物である場合は、検査装置が大掛かりになり、大型モーターなどの動力機械を使用します。
この場合は駆動に大電流が流れることから、大電流が流れると磁界が発生し、磁界を導線が横切ると起電力を生じます。
トランスやモータはコイルに電流を流して磁界を発生させ、2次側コイルに電力を送るものですが、磁界の一部は外部に漏れて、近くに配線されている信号線にノイズを発生します。
動力線に流れる大電流も磁界を発生し、それと平行して配線されている信号線にノイズが発生します。
PLC(プログラマブルコントラー)やPCなどの弱電製品はこうしたノイズに弱いので、制御盤設計に際しては注意する必要があります。