AI外観検査のコスト

さまざまなメーカーから”AI外観検査”のソリューションが提供されるようになっています。
その中で”コスト”の考え方があまりにもバラバラなので、まとめておきます。

最終的に運用状態にするためには、

  1. 搬送部などの機構部分
  2. カメラ、レンズ、照明器などの周辺機器部分
  3. 画像処理コントローラ(パソコンであることが多い)
  4. 画像処理ソフトウェア(AI処理ソフトウェア)

が必要です。

1-3のハードウェア部分は、どのAI外観検査メーカーでも共通にかかるコストで大きな差はありません。

問題は4の部分で、
パッケージソフトウェアか、オーダーメイドソフトウェアか?
買い切りか、サブスクリプションか?
で様々です。

4の部分の弊社のコストイメージは、
”パッケージソフトウェア”の”買い切り"で、"DeepLearningなし"で約100万、"DeepLearningあり"で約200万です。
合計で考えると、
"DeepLearningあり"の場合は、3のパソコンにGPUも必要になるため、
"DeepLearningなし"に比べて全体で200万以上コスト高になります。

”全部で1000万”をコストターゲットとすると、"DeepLearningあり"の200万アップはかなり厳しいですね。

"DeepLearningなし"で、できるだけ頑張る。
製品のバラツキが大きく、必要な時だけ”DeepLeanringあり"を検討する。
というのが良いかと思います。