「ピンポン方式」について
10/5からインテックス大阪で開催される関西機械要素技術展で、
ピンポン方式
という外観検査の効率化手法(特許出願済)を出展します。
これは、
- カメラで撮像&検査を1秒に10回以上繰り返す。
- カメラの下に検査対象物を置いたとき、良品と同じであれば「ピンポン!」と音が鳴る。
というシンプルなものです。
よくお客様から「客先から画像検査を指定されて検討している」という話を伺います。
その真意はコストダウンではなく、確実な検査(大きな見逃しがない)ではないでしょうか。
コストダウンと考えれば、省人化→自動化→供給排出機構も付いた設備、となります。
ところが、そのような機構一式で考えると、かなりの初期投資が必要になります。
さらに設定の手間など想定外の運用コストも膨らんで、ということさえあります。
ピンポン方式のポイントは、
- 供給排出は人がやったほうが手っ取り早い
- 検査はカメラを用いて、早く確実に行う
- 初期投資は極力抑える
- 基本的に1面だけ それでよければ
というものです。
- 検査員の作業速度は2~4倍になる。
- 高齢者、障がい者、外国人労働者、アルバイト…
置くだけで誰でも安定した外観検査ができるようになる。 - 数がまとまるようであれば、そこではじめて自動化を検討すればリスクもない。
イノベーションって、きっとこういうことなんだろうな・・・