検査精度について ④
前回までで、30万画素カメラを用いて1画素分解能を30μmとした場合を
シュミレーションしてみました。
では、もう少し欠陥サイズが大きいものを検出したい場合
例えば、0.5【mm角】の欠陥を検出したいと考えると、
0.5【mm角】÷ 4【画素角】= 1画素分解能 0.125【mm】(125【μm】)
X方向の視野
0.125【mm/画素】= X【mm】 ÷ 640【画素】
X = 80.0【mm】
Y方向の視野
0.125【mm/画素】= Y【mm】 ÷ 480【画素】
Y = 60.0【mm】
視野範囲が 80 × 60 mm の大きさのものまで検出できることになります。
このように「視野範囲が●●mm以内で、●●mm角の欠陥を検出したい」ということで
カメラを選定していきます。
展示会でピンポン方式に使用したカメラは30万画素カメラですが、
仕様としては、多少の安全を見て下記のとおりとしています。
1画素分解能:36μm
視野範囲 : 24 × 18mm
最少検出サイズ : 0.2mm角