同軸付きドーム照明器 OVDU-C120W
いろいろなサンプルをご評価させていただいている経験から、まずは「同軸付きドーム照明」を推奨します。上記型式は、照明器メーカーさまにご協力いただいて「当社独自のチューン」を行っていただいたものです。
この照明器の利点は
・一般室内光で得られるような「自然な」画像が得られる。
・同軸部、ドーム部の明るさを独立して調整できるために、いろいろな照明効果を試せる。
・対象物の姿勢変化に強く、良品画像が安定しやすい。
・ドーム部が「かさ」の役割を兼ねるため外乱光が入りにくい。
など。
欠点は
・安定する分、傷のコントラストも低下する。(同軸のみとの切替で対応できますが)
・有効範囲が40mm角程度しかない。
という点。
あと水平対向照明を追加した"OVDU-CT120W"というのもあります。
お問い合わせは、FlexInspectorの販売店へお願いいたします。
弊社ですが、このような照明が必要なワークがございます。色々な方法をテストし、現状は多方向からLEDで照明し、1ユニット毎にLEDの輝度を制御し、室内光のような自然な画像が得られるように工夫していますが、構造が複雑なため調整に手間が掛かります。特殊なワーク形状のため、ドーム型だけでは中央部の輝度が弱く、同軸落射との組み合わせが必要でした。弊社の方法より、構造がシンプルですから一度トライしてみたいと思います。但し、ワークディスタンスを小さく取る場合、ドーム構造が邪魔をし無理が発生する場合は使用出来ません。弊社方式とします。